ホーム > その他の健康/医療 > 高脂血症(脂質異常症) 食事療法のワンポイント

高脂血症(脂質異常症)とは?

高脂血症(脂質異常症)は、健康診断の結果でも、それに該当すれば書かれていたりします。血液中に含まれる脂肪分(脂質)が異常に多い状態、もしくは不足している状態のことをいいます。脂肪分とは、コレステロールと中性脂肪のことで、これらが増えすぎると動脈硬化等を引き起こす原因となります。高脂血症(脂質異常症)自体は自覚症状がなく、血液検査での異常が見られるだけのものです。


今現在は、脂質異常症というのが正しい病名で、以前は高脂血症でした。これは、先にも書いたように脂質の値(HDL-C値)が低い場合でも高脂血症と呼ぶのは適当ではないということで、2007年7月に改名されました。ちなみに、高脂血症(脂質異常症)には種類があり、高コレステロール血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセリド血症に分類されます。


高脂血症(脂質異常症)の食事療法

高脂血症(脂質異常症)の食事療法は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病に共通しています。生活習慣を変えるためには日々の積み重ねが大事ですね。根気よく、続けていきましょう。


カロリー制限をする…脂質の摂取量を減らすためには、エネルギー量を減らすことです。食事療法のレシピなどを参考にして、献立を決めて食べ過ぎないようにしましょう。肥満の人の食事は、一日1600〜1800kcalを目安にして体重をコントロールする必要があります。


アルコールや甘いもの、塩分は控えめに…アルコールや甘いものは食事を不規則にする要因になります。また、中性脂肪を増やす直接の原因にもなりますので気をつけましょう。塩分の摂りすぎは高血圧を招き、動脈硬化を促進させますので注意しましょう。ちなみに塩分の摂取量は1日10g以下と言われています。


食物繊維を多くとる…食物繊維には血中のコレステロール値を下げる効果があります。野菜、果物、海草類、キノコ類、豆類、いも類などの食物繊維の多い食品をたっぷりとることで満腹感を得ることができれば、摂取エネルギーを抑えやすくなります。メニューにとり入れて、積極的に食べるようにしましょう。最近は食物繊維中心のサプリメントもありますね。


1日3食バランスよく、必ず食べる…1日3食は食事の基本です。不規則な食事は、脂肪を体内に蓄積させる原因にもなります。3食きちんと食べ、間食や夜食をとらない食生活をしましょう。食べ方も早食いではなく、ゆっくり噛んで食べることも大切です。


コレステロール、飽和脂肪酸の多い食品はさける…コレステロールや飽和脂肪酸を多く含む食品の摂り過ぎには注意しましょう。飽和脂肪酸とは、肉や乳製品などの動物性食品に多く含まれている脂肪酸のことです。摂り過ぎは、悪玉コレステロールや中性脂肪の増加だけでなく、動脈硬化の原因になります。逆に、不飽和脂肪酸とは、植物油や魚の脂肪で、動脈硬化を防ぐともいわれています。脂肪はこれらの食品から摂取するようにしましょう。



高脂血症(脂質異常症)での適正なカロリー数値

高脂血症(脂質異常症)の食事療法は、一日に摂取するエネルギー量を適正にすることが大切です。その中で、炭水化物、たんぱく質、脂肪などバランスのとれたものに改善することです。 摂取エネルギー量は、日常の生活強度に合った食事をする必要があり、目安としては、次の計算式があります。


まずは理想の体重を計算してみましょう。
理想体重=身長(m)×身長(m)×22
(例)身長170cmであれば、
1.7×1.7×22=63.58kgが理想体重となります。


次に一日に摂取するエネルギー量です。
総エネルギー量(kcal)=理想体重(kg)×生活活動強度指数(kcal)


生活活動強度指数とは、主に、たずさわっている仕事による基本のエネルギー量です。これをもとにして計算をします。主婦業やデスクワークの仕事は軽労働として区分けされ、25〜30kcalで計算されます。他には中労働(製造・販売業・飲食)は30〜35kcal、重労働(建設業・漁業・農業)は35〜40kcalとなります。
(例)販売業であれば、
63.58kg×30〜35kcal=1907.4〜2225.3kcalが一日に摂取する総エネルギー量ということになります。


高脂血症(脂質異常症)の進行と治療法

高脂血症(脂質異常症)が、長く続いていると、動脈硬化のほか、高血圧、糖尿病、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気にまで引き起こす原因にもなります。そのため、高脂血症(脂質異常症)という診断をされたら、早期発見ということで治療が必要になってきます。 治療法としては、食事療法のほかに、運動療法、薬物療法があります。


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